<広島3-5ロッテ>◇5日◇マツダスタジアム
ロッテが1、2番の猛打賞コンビで、交流戦も首位に浮上した。同点の5回1死、切り込み隊長根元俊一内野手(29)が左翼線二塁打で好機を演出すると、角中勝也外野手(26)が続いた。追い込まれてからの5球目、外角低め131キロのチェンジアップをすくい上げ、右中間へ落とした。「頭に入っていた球種。そろそろ来ると思ってました」と、狙い通りの勝ち越し打だった。
角中は3回に二塁打、7回に中前打も放ち、今季5度目の猛打賞。本塁打が出ればサイクル安打達成だった。3日のヤクルト戦は先発9人中1、2番だけが無安打で「今日は何とかしたいと、ネモさん(根元)と話してました」。根元も先制のホームを踏むなど、二塁打2本を含む3安打2得点で、2人そろっての猛打賞となった。
好不調を基準に打線を組む伊東監督も「1、2番はよほどのアクシデントがない限り代えない」と絶大な信頼を置く。角中は5月10日の試合中に左太もも裏を負傷。14日間登録を抹消されていたが、復帰後はいきなりの6連勝を飾るなどここまで8勝1敗。不在中の勝率は5割だったから、「超攻撃型2番」は勝利を呼ぶキーマンと言える。
この日は3月のWBCで日本代表監督を務めた山本浩二氏も観戦していた。久々の再会に、角中は「いいところを見せられて良かった」と笑い、復帰後初の3安打を喜んだ。上位に引っ張られた打線がともした「H」ランプは、貯金と同数の14回。今日6日も勝てば、シーズン前半戦を首位で折り返した昨季の最多貯金15に並ぶ。【鎌田良美】




