<広島3-5ロッテ>◇5日◇マツダスタジアム
ついに、最下位に転落した。広島はロッテに敗れ、今季ワーストの6連敗で借金は2桁の「10」となった。大竹寛投手(30)が、今季ワーストタイの8安打を浴び6回4失点で降板。右手骨折から復帰したブラッド・エルドレッド内野手(32)を即スタメン起用し、打線は6試合ぶりに3点を奪ったが、あと1歩及ばず。長いトンネルを抜け出せない。
負のデータばかりがそろった。今季ワーストの6連敗で、借金は最多の10。そして、5月11日以来となる最下位に転落した。連敗期間中に続いた大敗ではなく、競った展開となったが1歩及ばず。野村監督も苦渋の表情を浮かべた。
「ヒットは出るけど…。負けているときは、その繰り返し。(6連敗は)終わってしまった現実だからね。切り替えるしかないし、6連勝できるように頑張ります」
連敗ストッパーの神通力も効かなかった。大竹は今季連敗中に4試合に登板し3勝を上げていた。だが、1回に井口に先制2ランを浴びると、その後も毎回安打を許す苦しい投球。今季ワーストタイの8安打を浴び、6回4失点で3敗目を喫した。
「今日は絶対に勝つという気持ちでいた。負けた責任は僕。自分に悔しい」
前回登板5月29日の日本ハム戦から始まった連敗だった。そして、もう1つ。大竹にとっては、因縁の相手でもあった。
忘れられない屈辱がある。09年6月11日、舞台は千葉マリン。先発した大竹は今江に満塁本塁打を浴びるなど、2回2/3を6安打7失点で降板した。悲劇は、これだけで終わらなかった。6回に打者2巡の猛攻を受け、プロ野球記録となる1イニング15得点を“アシスト”することになった。今季のQVCマリン付近に貼られたポスターには「今年こそ、1イニング打者三巡狙います。」と、挑発フレーズが書かれていた。だが、雪辱を果たすことはできなかった。
この日は、右手骨折から復帰し2軍戦3試合に出場したエルドレッドを緊急昇格させ、4番一塁手でスタメンで起用。2点ビハインドで、今村を投入し細かい継投を見せるなど手は尽くした。あと、もう1歩。今が我慢のときだ。【鎌田真一郎】



