<DeNA3-5オリックス>◇9日◇横浜

 棚ぼたから豪快弾で勝負あり!

 オリックスが勝率5割復帰だ。1点を追う4回2死二、三塁。打者伊藤に対しDeNAは敬遠策を選択。捕手は立ち上がっていた。3球目、三嶋の投球は捕手の頭上を越える大暴投。三塁走者の李大浩内野手(30)がゆっくりとホームを踏んだ。「初体験だけど準備はしていたよ。前の2球もおかしかったからね」と抜け目がなかった。

 主砲はバットでも存在感を発揮した。2点を追う6回に右翼スタンドに10号ソロ。相性のいい横浜スタジアムで昨季から4戦連発とし「逆方向への当たりで、これから調子は上がっていくと思います」と手応えを口にした。

 ラッキーな同点劇には2度目があった。7回2死二塁。暴投を捕手がはじき、見失うと二塁走者坂口が生還。キャンプから指揮官が掲げている「次の塁を狙う姿勢」が、2度の同点劇を生み出し、バルディリスの9号2ランで勝ち越した。

 交流戦勝ち越しを決め、優勝の可能性も残る。冷静な森脇浩司監督(52)も「勝ちに飢えている集団だから、素直に優勝につなげたい」ときっぱり。「反省、修正」を繰り返しオリックスは進化を続ける。【池本泰尚】