平成唯一の3冠王、ソフトバンク松中信彦内野手(39)が14日、1軍から“追放”された。交流戦優勝を決めた13日ヤクルト戦に代打で出場。この起用プロセスに不満を爆発させ、優勝セレモニーをボイコットした。激怒した秋山監督は出場選手登録を抹消し、無期限の2軍調整を命じた。

 ソフトバンク藤本博史打撃コーチ(49)は松中の再起を期待した。今回の代打起用を「監督の親心で1試合、1打席をあげたということだった」と補足説明し、ボイコット劇について「プライドが高いからこういう形になった」と指摘した。「それでもファンは代打で出ると盛り上がった。松中もそれを大切にしないと。現役じゃ一番の功労者。自分がテンションを上げて見本を見せないと。抹消は仕方ないが、しっかりやって早く戻ること。調子がよければ上がってくるでしょう」と語った。