<ロッテ9-2楽天>◇10日◇QVCマリン

 楽天が10連戦初戦でつまずいた。2位ロッテと直接対決3連戦。一気に優勝マジックを減らしたかったが、3本塁打を許し完敗した。アクシデントが痛かった。0-2の2回無死走者なしで、先発ケニー・レイ投手(38)が鈴木のライナーを右頬に受け負傷降板。福山が急きょ登板したが、2死から細谷に2ランを打たれ、早々に主導権を失った。先発が試合をつくれないと勝算は下がる。星野監督は「うちの場合は特にそうなる」と嘆いた。

 レイは骨折が判明。すぐの復帰は厳しい。試合前、星野監督は「ハウザーが先発か」と本来は中継ぎだが、明日12日に先発する左腕の名を口にした。永井、上園、塩見ら先発要員は状態が上がらず2軍にいる。レイの離脱で先発ローテのやりくりが、さらに必要になった。それだけに不用意な1球や四球は避けたい。星野監督は「下位の1発。(打率)2割そこそこに四球か」と、9番細谷に本塁打を打たれ、四球を与えた投手陣に反省を求めた。