次世代に羽ばたく「ライアン」の後継者を育成する。ルーキー小川泰弘投手(23)らヤクルトの5選手が24日、神宮外苑軟式野球場で行われたキッズ・スポーツ・フェスタに参加。東日本大震災により被災した小2~中学2年までの子どもたち80人を熱血指導した。
プロ入り後、本格的な野球教室は初めてという小川だが、そこは1年目からリーグ最多勝に輝いた実力者。今日25日に発表される新人王も最有力とあって、少年球児にも大人気だった。室内練習場に場所を移すと実演指導。自身の特徴あるフォームをベースに、さながら「リトル・ライアン養成塾」を開講した。
福島市内から来場した佐藤龍斗君(11)は「右足に重心をかけて、手をしっかり振った方がスピードが出ると言われました。そうしたら『いいピッチャーになれるよ』って。優しかったです」とマンツーマン指導を喜んだ。マウンドを囲む子どもたちは、ライアン小川の一挙手一投足に注目。「軸をしっかり。もっと足をあげてもいいよ」というアドバイスを聞くと、次々に足を高く上げ始めた。
今季限りで引退した大先輩、宮本慎也氏(43)のような社会貢献も今後は考えていく。「被災された方たちがいる中で、子どもたちも諦めずに野球に取り組んでいる。元気をもらっていい時間を過ごすことができました。社会貢献についてはまだ具体的ではないですが、いずれしていかないとと思っています」。少しずつ、リトル・ライアンの輪を広げていく。【和田美保】



