楽天の優勝パレードが24日、仙台市内で行われた。

 杜(もり)の都が、大歓声に包まれた。午前11時のパレード開始時、仙台中心部を南北に貫く東二番丁通は楽天ファンで埋め尽くされた。

 実行委によると、この日の人出は予想を大きく上回る21万4000人。もちろん仙台で行われたパレードとしては過去最大規模だ。中には徹夜で場所取りをするファンの姿も見られた。警備や誘導には県警の警察官のほか、約1300人の地元ボランティアも参加。選手と市民が一体となっての一大イベントだった。

 家族とともに宮城・石巻市を午前5時に出発したという今川隆二さん(38)は「子供たちがマー君を見たいというので。来て良かったです」と笑顔。市内の40代男性も「震災以来、こんなに明るい気持ちになれた年はなかったと思う」と感慨深げに、バス上の選手に手を振り続けた。

 午前11時半、1・5キロの夢のパレードは約30分で幕を閉じたが、地元大学に通う菅野優希さん(22)と山口萌さん(23)は満足そう。「選手が見られてうれしかった。また来年も優勝してほしい」。あらためて、日本一の喜びをかみしめていた。【成田光季】