守道流のエールだ。中日高木守道前監督(72)が24日、名古屋市内で行われたOB会に出席した。公の場は10月8日の退任会見以来、約1カ月半ぶり。谷繁兼任監督の就任決定後は初めてで、2人は会場で握手もかわした。独特の守道節は相変わらずで「彼はやっぱり兼任だし、こういうチーム状況で引き継ぐのは大変だけど、うしろにすごい人(落合GM)がついとるで、やるんやない」と太鼓判?

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 報道陣に囲まれての第一声は「みなさんにいじめられんで、元気ですよ」とニヤリ。OBとしてサポートするか?

 と聞かれると「OBいっぱい出しますよ」となぜか話題は大好きなゴルフへと“暴走”。監督在任時は封印していたが、ようやくラウンドを解禁し、「今月は7回やったかな。スコアは全然だけど、ダブルペリアなんで優勝2回や」と胸を張った。そして「そういう運が野球でほしかったけど、いまさら遅い」とポツリ。相変わらずのリップサービスで、オチをつけることを忘れなかった。

 最後に真顔になり「ドラゴンズが強くないと、名古屋も盛り上がらんで」。期待とともに、後任監督へとバトンを渡した。