中日が新外国人として元タイガースのアレクシス・ゴメス外野手(35=米独立リーグ)を獲得したことが5日、分かった。また元中日のネルソン・パヤノ投手(31=メキシカンリーグ)、元ナショナルズのアンダーソン・ヘルナンデス内野手(31=メキシカンリーグ)の獲得も決定した。

 ゴメスと並んで、投手のパヤノと内野手ヘルナンデスの獲得も決まった。獲得調査を進めてきたが、森ヘッドはドミニカ共和国出身の2選手とも滞在中に契約を完了。球団は近日中にも3選手の契約を発表する。

 パヤノは落合監督時代の09年に在籍した中継ぎ左腕だ。その年は34試合の登板で2勝1敗、防御率2・08の好成績。条件面で折り合わず1年限りで退団したが、今回森ヘッドの復帰もあり、異例の再獲得となった。同国のウインターリーグではエスコヒードに所属し、4日時点で12試合9イニングを投げて防御率0・00。中日ではセットアッパーとして期待される。

 ヘルナンデスは二遊間を守れるスイッチヒッターだ。巧打者タイプで特に守備力が評価されており、退団した井端の穴を埋める役割が期待される。同ウインターリーグではリセイに所属し、4日時点で36試合に出場して打率2割2分4厘、1本塁打、12打点。谷繁監督の基本構想は遊撃高橋周、二塁荒木だが、メジャー経験もある両打ちだけに、面白い存在になりそうだ。

 ◆ネルソン・パヤノ

 1982年11月13日、ドミニカ共和国生まれ。00年にブレーブスと契約。マイナーリーグを経て、母国でのウインターリーグで注目され、09年に中日入団。主にセットアッパーとして活躍した。同年オフに退団し、10年はロイヤルズ3Aやアストロズ2Aなどに所属。戦力外となり、12年から今年まで2年間はメキシカンリーグでプレー。186センチ、87キロ。左投げ左打ち。

 ◆アンダーソン・ヘルナンデス

 1982年10月30日、ドミニカ共和国サントドミンゴ生まれ。サントドミンゴ高から01年ドラフトでタイガースと契約。05年にメッツ傘下に移籍し、同年メジャー昇格。その後4球団でプレー。今季はメキシカンリーグで66試合に出場し、11本塁打、41打点、打率2割9分5厘。3A通算9年で106盗塁。175センチ、86キロ。右投げ両打ち。