DeNA三浦大輔投手(40)の開幕1軍スタートがピンチとなった。11日、ジャイアンツ球場で行われた教育リーグの巨人戦に先発し、4回11安打5失点(自責4)。10日に中畑監督が「5回3失点以上」なら開幕ローテーションから外す可能性があることを明言していただけに、どうしても結果を出したかった。失策絡みの失点もあったが「その後を踏ん張らないといけない」と悔しがった。

 キャンプでは計2627球を投げ込むなどの例年通りの調整を行ってきた。三浦にとって開幕までは、結果以上に1年間戦うためのフォーム作りに重点を置いている。

 だが例年にないほどの先発ローテ争いをしているチーム事情だけに中畑監督は結果を重視している。ここまでの練習試合とオープン戦で、計8回15安打7失点(自責6)の三浦だけを特別扱いするわけにはいかない。

 次回登板は18日の広島戦(横浜)が予想され、それがラストチャンスとなりそうだ。1軍は甲子園に遠征中だったため、三浦の投球内容を聞いた中畑監督は「次に納得のいく結果を出してほしい」と期待した。次は内容以上に結果にこだわり、残り1枠となった1軍先発ローテの座を奪う。【細江純平】