<阪神7-4中日>◇3日◇京セラドーム大阪

 阪神がさまざまなダメージを振り払った。福留孝介外野手(36)の1号2ランなどで、今季初のカード勝ち越し。巨人との開幕3連戦で負け越した上に、西岡が肋骨(ろっこつ)骨折などで離脱。その西岡と激突したベテランの古巣からの初アーチなど前夜大勝の勢いのまま連勝し、勝率を5割に戻した。

 マット・マートン外野手(32)がまたマルチ打点を稼いだ。2回2死満塁で左中間フェンスを直撃する2点適時二塁打、6回にも右前打。前日の3打点に続き、開幕6戦で8打点を稼ぐ。試合後は3安打の上本とともにお立ち台に立ち、「西岡サンイナイ、サミシイ。アイシテル」と呼びかけ、「ノウミサンのことは大好きです。素晴らしいピッチャー。いいときも悪いときもある。いいピッチングをしてくれると思っていた」とエースの初勝利も喜んだ。