<阪神7-4中日>◇3日◇京セラドーム大阪

 阪神マウロ・ゴメス内野手(29)がまた打った。先頭だった4回、山内の外角シュートを逆らわずライナーで中堅右へ運んだ。これでチームではただ1人、開幕から6試合連続の安打。「変化球が多い中で、しっかり打てていると思う。自分のバロメーターなので、逆方向へ飛んでいるのはいいことだね」。新外国人としては70年バレンタイン、05年スペンサー、10年マートンと並び、早くも虎の助っ人史上に名を刻んだ。

 身近な先生を活用する。私生活から何でも教えてくれるマートンには、試合中も質問攻めする。「4年間の経験をもとにアドバイスをもらっているんだ」。緻密な分析力で、安打製造機となった同僚がいる。最高の教材を吸収しながら、2四球も選んだ。開幕前は強振していたボール球の変化球にも、今はバットが止まるシーンが増えた。

 好調ぶりで初アーチも近いと感じさせる。「本塁打は意識していない。いつか打てると思っているからね。1打席1打席、自分の打撃をして勝利に貢献したい」。フリー打撃でも右方向へ打ち始め、決して大振りしない。4番の使命はチームを勝たせること。頼もしくなってきたカリブの大砲がまずは3カード目の神宮で「最強の開幕新助っ人」を目指す。【近間康隆】

 ▼ゴメスが3月28日開幕戦巨人戦から6試合連続安打。阪神の日本球界1年目の新外国人としては70年バレンタイン、05年スペンサー、10年マートンと並び2リーグ分立後最長となった。今日4日ヤクルト戦(神宮)で新記録に挑む。