阪神和田豊監督(51)が19日、リーグ戦再開となる27日の中日戦(甲子園)にも西岡剛内野手(29)を三塁へコンバートした新布陣を敷く可能性を示した。甲子園での指名練習を指揮した和田監督は、西岡を三塁で起用するかという質問に「まだ言えない。実際(三塁で)プレーしている選手がいるわけだからね」と前置きしながらも「準備していてくれ、とは伝えてある」と明かした。

 これまで西岡を二塁で固定してきたが、4月に離脱した後、上本が「1番二塁」として活躍。西岡の復帰後のポジションが注目されていた。前日18日の2軍戦では首脳陣の方針で三塁を守った。また、交流戦では新井貴が主に三塁を守っているが、和田監督は「交流戦感じたのは野球はスタメンでやるだけじゃない。他球団を見てても、チーム状態がいい時ほどベンチも充実しているよね」と話し、西岡復帰後は、新井貴は代打の切り札として起用される可能性が高そうだ。

 また、新井良、今成が右翼を守る可能性には「ツヨシが定着した時にはそういうことも考えないといけない。(交流戦残り)2試合終わってからだけどな。あと4日間あるわけだから」と言及。リーグ再開からは新布陣で臨むことになりそうだ。【鈴木忠平】