地獄の阿久比(あぐい)が復活する。中日投手陣の秋季キャンプが2年ぶりに愛知県知多郡阿久比町で行われることが28日、判明した。11月上旬に実施される予定で期待の若手投手10人程度の少数精鋭で臨むことになりそうだ。

 「虎の穴」ならぬ「竜の穴」だ。98年まで2軍の本拠地だった同球場は周辺に陸上トラックやプールなどのトレーニング施設も充実している。落合監督(現GM)時代にも08年に投手陣が阿久比で秋季キャンプを実施。吉見、浅尾らがブレークするきっかけとなった。4年ぶりに復活した12年にも大野、岡田、武藤ら期待の若手が参加し、体をいじめ抜いた。チーム関係者は「これまでの阿久比のように走り込み中心の練習になるんじゃないか」と証言しており、地獄キャンプになることは間違いない。