巨人が、国内フリーエージェント(FA)権を保有しているヤクルト相川亮二捕手(38)、DeNA金城龍彦外野手(38)について、獲得を念頭に置いた調査を行うことになった。球団は両選手の実力、経験に加え、ひたむきに野球に打ち込む姿勢も極めて高く評価している。権利を行使した場合、獲得に乗り出すとみられる。原監督は10月31日、ジャイアンツ球場での秋季練習中に「(原沢)GMに任せてあります。与えられた戦力でやるだけですから」と話し、フロントへの信頼感を強調した。

 相川はこの日、公の場に姿を見せなかった。「タイミング悪く、風邪をひいてしまいました。皆さんの前で話をすると言ってきましたので、ここで(具体的な)話をすることはできませんが、どうするかは決めています」と、権利の行使について前向きな意向であることを明かした。金城は、横浜スタジアム内の室内練習場で精力的に練習を行った。「近日中には(球団に)伝えたいと思う」とし、相川と同様に権利の行使を示唆した。