腰痛の影響で2軍キャンプに参加する阪神新井良太内野手(31)がヒヤリだ。午前中の守備練習中に逆シングルでの捕球を試みた際、腰に違和感を覚えた。「腰の張りがね。後は監督に聞いて」と午後の練習をキャンセルして早退。これまで慎重を期してきただけに、16日の1軍合流へ暗雲が垂れこめた。

 午後からはマッサージを受けるなどして静養に努めた。1軍キャンプの陽川に続き、新井も離脱となればチームにとっても大きな痛手だ。ただ、古屋2軍監督は「明日(14日・韓国ハンファ戦)出るために大事を取った。こっちが心配するほどではなかった」と説明。予定通り「4番三塁」で先発出場し、16日の1軍合流へ歩みを進めていく。

 新井は今オフ、岐阜の治療院で定期的にはり、整体治療を受けるなど再発防止に最大限の注意を払ってきた。やめることも勇気ととらえ、実戦で動き回る。