<東京6大学野球:明大3-2慶大>◇第4週2日目◇2日◇神宮

 試合後、明大・善波達也監督(49)が上本崇司二塁手(3年=広陵)を伴って慶大ベンチを訪れ、謝罪する異例の事態となった。7回無死二塁で慶大の走者が飛びだし、挟殺プレーとなった際に、上本が走者の後頭部を殴りつけるような形でタッチした。このラフプレーに慶大選手が激高し、江藤省三監督(69)もベンチを飛び出して上本に歩み寄るほどだった。善波監督は謝罪後「みっともないプレーをして申し訳ない。ほかのところにタッチできたんですから。頭を下げるしかないです」と話した。

 ◆慶大・江藤省三監督(7回の相手ラフプレーへの抗議を振り返り)「オレが出ないと選手が(ベンチを)出たよ。選手を抑えないと。プロだったら乱闘だよ。(相手は)ファイトを勘違いしている。でも負けたらアカンのよ。負けたら負け犬だから。勝てばああいうプレーを批判できる」。