エースが喝を食らった。東都大学リーグの亜大が6日、京都・久御山町内でNTT西日本とオープン戦を行い、ドラフト目玉の東浜巨投手(3年=沖縄尚学)が先発。阪神、巨人など4球団のスカウトが駆けつけたが、3回5安打3失点(自責2)と振るわなかった。最速は138キロ。1回には連続四死球から連打で2点を失うなど40球を投げた。生田勉監督(45)は「話にならない。リーグ戦の開幕なんて投げさせませんよ。投手は九里と山崎を軸に考えてます」と激辛評価を与えた。

 右ひじの故障明けということもあり、実戦登板は今年2度目。練習不足は否めないが「ケガのせいにはしたくない。開幕は譲りたくないですけど、自分でもそういう状況だと感じてます」と反省しきり。10、11日には東日本大震災の復興試合で連投が控える。でも本番は、秋春連覇のかかるリーグ戦だ。エースとして主将として、このままでは終われない。【鎌田良美】