出世部屋から大きく羽ばたく。昨年の春夏甲子園でベスト8に輝いた「琉球のライアン」こと沖縄尚学の山城大智投手(3年)が10日、進学先の亜大で初練習を行った。

 前日9日の午後7時半頃に東京都西多摩郡の寮へ入ったばかりだが、ブルペン入りして立ち投げを約50球。「東京は寒いので指先の感覚が違う。そこに慣れていきたい」と初日から意欲的に過ごした。4年間を過ごす6人部屋は、高校の先輩にあたるソフトバンク東浜(12年1位)、広島九里(13年2位)、DeNA1位の新人山崎康晃と、3年連続でドラフト上位投手を輩出した「出世部屋」。山城は「プロに行くためにここへ来た。今の自分は高校レベル。先輩方のように大きく成長したい」と飛躍を誓った。