中日が、24日ドラフト会議の外れ1位候補にセガサミーの浦野博司投手(24)をリストアップしていることが22日、分かった。1位はJR東日本の吉田一将投手(24=日大)が有力候補に浮上しているが、もう1人の候補の桐光学園・松井裕樹投手(3年)を指名した場合も他球団との競合は確実な情勢だ。そこで最速151キロの真っすぐを武器とし、静岡出身で地元愛知学院大卒でもある即戦力右腕に白羽を立てた。

 中田スカウト部長はこの日「1位は競合する可能性が高い」と覚悟。その上で吉田について「評価は高いよ。社会人じゃトップです」とあらためて有力候補と認めた。

 今日23日に都内で落合GMや谷繁兼任監督を交えたスカウト会議を開催。1位などドラフト戦略を最終決定する。