第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本の初戦、対キューバ戦で、警視庁は7日、テロを防止するため、民間の警備会社などと協力して会場の東京ドームに不審物がないか警戒に当たった。

 午後4時半の開場を前に、警視庁の捜査員ら約80人が2頭の警備犬とともに、ごみ箱やコインロッカー、観客席の隅々まで爆発物などがないか調べた。入場ゲートでは警備員が金属探知機を使って危険物が持ち込まれないよう検査し、警察官や警備犬も目を光らせた。

 東京ドームを管轄する富坂署の天野信彦署長は「世界的にも重要なイベントで、東京ドームは日本の大きな集客施設の象徴。失敗するわけにはいかない」と話した。