世界一奪還を目指す侍ジャパンが1次ラウンド初戦でキューバを破り、白星発進した。

 日本の先発は石川歩投手(28=ロッテ)。初回に無死一、二塁のピンチを抑えるなど安定した投球を見せた。3回に犠飛で1点を失ったが、4回1失点で試合を作り起用に応えた。

 打線は初回に4番筒香嘉智外野手(25=DeNA)が先制打。4回に山田哲人内野手(24=ヤクルト)の適時二塁打で勝ち越した。山田の打球は1度はスタンドインに見えたが、ビデオ判定で二塁打となった。5回には坂本の適時打、松田宣浩内野手(33=ソフトバンク)のチーム1号となる3ランでリードを広げた。

 7回には2番手の則本昂大投手(26=楽天)が、キューバ4番のデスパイネ(ソフトバンク)にソロ本塁打を浴びるなど3失点。3点差に迫られた。しかしその裏、筒香が2ランを放ち5点差。8回から平野佳寿投手(32=オリックス)が登板し、2死二、三塁で秋吉亮投手(27=ヤクルト)にスイッチ。この回2点を失う。日本はその裏、松田の適時打などで2点追加した。9回は牧田和久投手(33=西武)が2死満塁のピンチを迎えたが、最後はデスパイネを見逃し三振に斬りなんとか無失点で抑えた。

 日本の次戦は8日、オーストラリアとの対戦。10日には中国と対戦する。