ボクシングのWBO世界ミニマム級2位田中恒成(19=畑中)が25日、同1位フリアン・イエドラス(27=メキシコ)との世界王座決定戦(30日、愛知・パークアリーナ小牧)へ向けて、名古屋市内のジムで練習を公開した。

 既に120ラウンド以上のスパーリングをこなしてきた田中は、1回のスパーとシャドーなどで汗を流し、軽快な動きを見せた。

 減量も、リミットの47・6キロまで残り約2キロと順調な様子で「早く試合が来てほしい」と笑顔。ビデオで見た相手の印象については「パンチが強い」と言いつつ「あまり気にせずやる」。練習後には、関係者からラッキーカラーの緑色のだるまを贈呈された。

 5戦目での世界初挑戦が決まった当初は、周りの期待も大きくなり「いっぱいいっぱいになりそうだった」と話すが「いつも通り適当にやろうかな」と、今回も自然体を貫くつもり。日本人最速の世界王座奪取へ「必ず勝ちます。そしてチャンピオンになります」と、リラックスした表情で話した。