20歳未満の幕下以下力士との飲酒で日本相撲協会から厳重注意を受けた幕内大の里が25日、千葉県木更津市で行われた春巡業に参加し、ぶつかり稽古で砂まみれになるなど精力的に汗を流した。ファンからは激励の声が多かったそうで「不安があったが、すごく身に染みた。頑張る姿を見ていただき、信頼を取り戻すことが一番」と実感を込めた。

夏場所(5月12日初日・両国国技館)での新三役が確実な23歳のホープは、朝稽古の申し合いで10番取って7勝3敗。ぶつかり稽古では、志願して元大関の高安の胸を借りた。普段よりもハードな内容に「ありがたい。(高安には)巡業中もいろいろと教えてもらっている」と感謝していた。