プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31)、WBA世界バンタム級王者の弟拓真(28=ともに大橋)、2人を指導する父真吾トレーナー(52)が親子そろって初のCM出演を果たした。発売1周年を迎えたサントリー生ビールの新ウエブCM(60秒)が25日から同会社ユーチューブチャンネルで公開された。

CM共演を受け、井上は「ちょっと新鮮だなと。3人でこういうCM撮影をするのは初めてだったので、楽しみもありという感じでした」と振り返り、拓真も「3人でこういうことをすることがないので、僕も楽しみでした」と歓迎。真吾トレーナーは「(CM企画を知り)びっくりしたのと、親子の思い出としてすごくいいなという思いはありました」と感慨深げだ。

サントリー生ビール『井上真吾・井上尚弥・井上拓真』編は、井上兄弟、真吾トレーナーのインタビュー映像を中心に進行。父親に初めてボクシングを教えてほしいと伝えた時の心境や、息子からボクシングを教えてほしいと言われた時の気持ちを振り返る尚弥と真吾トレーナーなど、井上一家の「原点」にスポットを当てた貴重な証言が織り込まれている。さらに5月6日、東京ドームで控える井上兄弟の防衛戦への意気込みなど、それぞれの胸の内を飾らない語り口で明かす親子の姿に、「ひとりじゃないから、強くなれる。」とのコピーが重なる構成となる。

またインタビュー映像に加え、井上兄弟のマスボクシング(軽めのスパーリング)を展開する場面や、シャドーボクシングなどのトレーニング風景、リング上で仲良く肩を組む親子のスリーショットも登場する。次なる高みを目指し、ひたむきに努力を積み重ねる井上一家の素顔と、親子で情熱を傾けるボクシングへの思いを表現しているという。