優勝候補の棚橋弘至が、早くも2敗目を喫した。193センチ、140キロのファレにパワーで圧倒されながら、返し技に工夫をこらし勝機もあった。

 しかし、最後はパワーに屈し、2勝2敗の五分と苦しくなった。

 昨年のG1では、ファレ戦で首を痛め、その後遺症で左手がしびれたままだ。今回は、リベンジを誓っていたが返り討ちにあってしまった。それでも「まだ終わんねぇからな」と叫び、必死に前を向いた。