新日本のG1クライマックス覇者、棚橋弘至(38)が出場した。16日のG1決勝戦から1週間で再び両国のリングに上がり、DDTのエースHARASHIMAと団体の威信をかけたエース対決に臨んだ。

 コーナートップから場外へのハイフライフローやエプロンでのドラゴンスクリューなど非情な攻めでHARASHIMAを攻め立てた。途中、強烈なひざ蹴りの反撃を受けたが、最後はハイフライフロー2連発で仕留めた。

 試合後は、HARASHIMAに「オレもまだまだだから」と話しかけ、エースとしてさらに精進するよう促した。「4試合連続で両国で試合できてうれしかった」。G1後の夏休みはわずか4日。新日本だけでなく、プロレス界全体の発展を願う棚橋は、全力でプロレスをアピールした。