元東洋太平洋バンタム級王者・岩佐亮佑(25=セレス)が再起戦を勝利で飾った。

 6月のIBF世界バンタム級暫定王座決定戦(英国)に敗れて以来、約6カ月ぶりの試合で、フィリピン同級ランカーのアルシリヤと対戦。初回から得意の左ストレートを効果的に使い、一方的な展開となった。ところが、5回開始直後に偶然のバッティングで相手が右目の上を大きくカット。続行不可能と判断され、負傷判定(ジャッジ3者とも50-45)で勝利した。

 「すっきりとした勝ち方ではないが、集中力もあった。世界戦での負けを消化しながら調整が出来た」と振り返った。