プロボクシングの前WBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司(31=帝拳)が24日、王座陥落した5度目の防衛戦が行われた米ラスベガスから帰国した。同級1位の指名挑戦者バルガス(メキシコ)に、9回逆転でのTKO負け。「寝ようとすると試合のことを考えてしまうので、ずっと起きていた」と、試合当日の朝から30時間以上も睡眠を取らなかったと明かした。

 米ケーブル局大手「HBO」が、28日の再放送に三浦の試合を組み込むことを発表するなど、現地での評価は高い。主催したプロモーターやWBCの中でも、再戦を求める声が上がっているという。ライト級も視野に入れながら、再び世界王座を目指すという三浦は「米国で負けたまま終わりたくない。向こうでやれるチャンスがあればぜひ挑戦したい」と本場でのリベンジにこだわりを示した。