IBF世界ライトフライ級王者八重樫東(33=大橋)が激闘王から熱湯王に改名!? 挑戦者の同級10位マルティン・テクアペトラ(26=メキシコ)が3日、都内のジムで練習を公開した。

 縄跳び、シャドー、バッグ打ちだけながら、小さなパンチをコツコツ打ち続けた。「けんかで身を守るために」と16歳でボクシングを始め、4000メートルの高地でスパーを約120回こなして臨む世界初挑戦。「攻撃的で打ち合いが好き。喜んでもらう試合で勝利のために来た」と闘志を見せた。

 視察した大橋会長は試合決定時に「たまには顔を腫らさずに」と注文していた。視察を終えると「手数、スタミナがあり、激しい打ち合いになるだろう」と予想。松本トレーナーも「1回を終えて、足を使うか、打ち合うが決めたいが、打ち合いになりそう。熱い風呂は温度を確かめ、かき回して入るもの。八重樫の性格は頭から飛び込んでいくタイプだから」と苦笑。風呂に例えて打撃戦を覚悟した。