31日のWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ(東京・大田区総合体育館)の予備検診が29日に都内で行われた。王者田口良一、同級1位宮崎亮ともに異常なかった。

 2階級制覇を狙う宮崎に「吉兆」があった。13年9月以来の世界戦予備検診で、身長が1・4センチ伸びて156・4センチに、リーチも1センチ伸びて159センチを記録。大一番直前に思わぬ体格アップが判明し「うれしい。神様が『伸ばしたろ』と言ってくれてるみたい。ちょっと遅い成長期ですかね」と喜んだ。

 相手の田口には身長で11・3センチ、リーチで13・5センチ劣るが「何も思わない。結局、殴り合いなんで」と不安はない。台風10号の接近で予定より1日早く、この日の午後に大阪から東京入りすることになったが、体重もリミットまで残り200グラムと調整も問題なし。「集中して油断せず、やってきたことを出せるように頑張ります」と力を込めた。