WBA世界ライトフライ級王者田口良一(30=ワタナベ)が5度目の防衛戦に向けて、16日に都内のジムで練習を公開した。31日に大田区総合体育館で、同級3位カルロス・カニサレス(23=ベネズエラ)の挑戦を受ける。

 相手は16戦全勝(13KO)で1年前には現在1位のバレラ(コロンビア)に勝っている強敵をあえて選んだ。スパーリングはしなかったが「ここまでは順調にきている。スパーも充実している。あと2週間気を抜かずに」と好調をアピールした。

 今回は3つがテーマ。自分の距離を保ち、接近戦では体力負けせず、連打をまとめること。前回はメインだったが、今回は内山高志の再起戦がメインになる。「KOの方が盛り上がる。タイミングに言い角度でパンチが入れば。内山さんに弾みをつけたい」と4度目のKO防衛を期した。