世界ボクシング機構(WBO)ライトフライ級王座決定戦を制し、日本選手最速タイのプロ8戦目で2階級制覇を遂げた田中恒成(畑中)が闘いから一夜明けた1日、名古屋市内で記者会見し「いい勝ち方ができ、年越しは気持ちよく過ごせた」と満足げだった。

 強敵と目されたモイセス・フエンテス(メキシコ)に、目立ったパンチを食らうことなく5回TKO勝ち。それでも「練習してきた横の動きを上手にしたかった」と満足していない。今後は同じ階級の世界王者、八重樫東(大橋)や田口良一(ワタナベ)との対戦を望んでおり「やりたいという思いしかない」と意欲を示した。