新日本プロレスは10日、2月5日の札幌大会(北海きたえーる)、同11日の大阪大会(エディオンアリーナ大阪)など2月シリーズのカードを発表した。

 札幌大会では、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)が、鈴木軍の総帥・鈴木みのる(48)の挑戦を受ける3度目の防衛戦が決定した。オカダは、1・4東京ドーム大会でケニー・オメガと46分45秒の死闘を展開し、2度目の防衛に成功。祝福ムードに沸く翌5日の後楽園大会で、鈴木軍の襲撃を受けた。リング上で公開リンチの屈辱を味わったオカダは6日の記者会見で「鈴木さんは嫌い。認める部分もない」と嫌悪感をあらわにし「今のボクはなかなか強いですよ」と上から目線で逆挑発していた。

 鈴木の意向を受ける形で、札幌大会のIWGPタッグ選手権は、石井、矢野の王者組に、鈴木軍のアーチャー、スミス組と真壁、本間組が挑戦する3WAY方式の防衛戦が行われる。また、IWGPジュニアタッグ選手権では、ロメロ、バレッタの王者組に鈴木軍のTAKA、タイチ組が挑戦する。

 大阪大会では、IWGPインターコンチネンタル王者内藤哲也に、執拗(しつよう)に対戦を迫っていたマイケル・エルガンが挑戦することも決まった。さらに、棚橋弘至が中西学、田口隆祐とともに獲得したNEVER無差別級6人タッグ王座に、BUSHI、SANADA、EVILのロスインゴベルナブレス・デ・ハポンの3人組が挑戦する。