WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、休養1週間で9月の米国デビューへ再始動する。圧勝のV5から一夜明けた22日、横浜市内のジムで会見。「1週間はゆっくりして切り替えたい。日数もないので気を抜けない。節制してコンディションを維持し強化していく」と、すでに視線は米国に向いている。

 V5戦には「今までで一番良かった。距離は1分半で把握し、パンチはジャブが1発かすったかな。もっと試したいことがあった」と余裕で振り返った。父の真吾トレーナーは「まだ直すところはある。逆算して日程を組んでいる」と7月にキャンプを決めている。井上は「米国は本場。そこで認められれば、世界のスターになれる」と決意を新たにしていた。