ボクシングIBF世界ミニマム級王者京口紘人(24=ワタナベ)が、2度目の12回スパーリングを敢行した。5月20日に東京・大田区総合体育館で、WBA世界ライトフライ級7位ビンス・パラス(19=フィリピン)を相手に2度目の防衛戦に臨む。

 30日は都内のジムで、ジムメイトとメキシコから呼んだパートナー2人を相手に12回をこなした。最後まで動きが落ちることなく、得意の左右ボディーやアッパーを打ち込んだ。

 「納得できる内容ではない。まだまだこれから上げていく」と話した。5月5日にも3度目の12回をこなす予定で「挑戦の時は4回やった。ボクは実戦タイプだし」と精力的だ。

 今回は日中の試合となり、京口は午後0時30分にゴングが予定されている。プロボクシングは夜が定番で、昼すぎに世界戦は異例のことだ。

 京口は大商大出身のアマ経験者とあって「アマで午前も経験している。条件は同じ。相手には日本に来てもらっての試合で、逆にハンディがある。そんなことは言い訳にできない」とキッパリ言い切った。【河合香】