WBC世界ライトフライ級王者拳四朗(26=BMB)が、衝撃KOで3度目の防衛に成功した。昨年5月に王座を奪った同級1位ガニガン・ロペスを2回1分58秒、右ボディーストレートでマットに沈めた。

 前王者ロペスは、まさかのKO負けにがっくり肩を落とした。「ボディーで負けたのは初めて。その前は1度もなかったのに。ちょっと油断したところに入ってしまった」と小さな声で話した。王座を奪われてから1年ぶりの再戦は完敗。「拳四朗は少しパワーが増した。再戦のチャンスが来るのは難しいが、私は待ちたい」と現役続行の意向を口にした。