30日のボクシングWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦(大阪府立体育会館第2競技場)の調印式と計量が29日、大阪市内で行われた。計量はともに1発パス。王者名城信男(27=六島)はリミット体重ちょうどの52・1キロ、挑戦者の同級1位ウーゴ・カサレス(31=メキシコ)は400グラムアンダーの51・7キロだった。

 会見では両者が激しいやりとりを繰り広げた。カサレスは「5回以内にノックアウトする。名城は明日、前チャンピオンになる。私が新チャンピオン。メキシコの強さ、経験ある者の強さを見せて勝利を飾りたい」と強気に宣言した。

 名城も応戦。「大口をたたく方が、たいしたことない。打ち合いは望むところ。しっかり返り討ちにしたい。こちらはスタミナ、パワーで上回っている。しっかり後半KOに持っていきたい」とやり返した。

 なお試合はWBAルールに従い、3度ダウンすれば自動的にTKO負けとなるスリーノックダウン制を採用。王者サイドの希望により、メキシコ製8オンスのグローブを使用する。