<プロボクシング:WBA世界スーパーウエルター級暫定タイトルマッチ12回戦>◇29日◇大阪府立体育会館○王者・石田順裕(34=金沢)判定3-0×同級15位・オネイ・バルデス(34=コロンビア)<1回>序盤は両者ワン、ツーの応酬、互いに様子をうかがう。終盤石田が左ジャブから右ストレートを放ち攻めた。<2回>石田は相手の左ジャブから接近戦で左右のボディーを攻められた。石田も左ジャブから左右のパンチを繰り出した。終盤、石田は接近戦で相手を攻め立てた。<3回>接近戦の影響か、バルデスがラウンド開始に遅れる。中盤石田は接近戦に持ち込み左右のボディーへのパンチで相手を攻める。この回も両者接近戦で戦った。<4回>石田は距離感をつかんだのか、接近戦から徐々に距離をあけ、左フックやジャブで攻める。ペースをつかみかけたようだ。<5回>バルデスがサウスポースタイルに変わる。石田はフットワークを使いながら、左ジャブから右で攻める。中盤左右の連打でロープ際まで攻めたがかわされた。<6回>石田が左右の連打で攻める。バルデスはサウスポーから右へスタイルを戻す。中盤両者間合いをあけ様子を見る。終盤接近戦から左右にパンチを繰り出すも互い決まらず。<7回>石田のボディーに相手のパンチがあたる。石田は打ち合いからアッパーを決める。終盤足の止まった相手に左右のボディーを放つ。<8回>石田のいきなりの右フックが相手のボディーにあたる。中盤いきなりの右ボディーから接近戦、左右の連打を繰り出しロープ際に詰める。<9回>石田が接近戦から左ボディー、アッパーから左ボディーと連打を放つ。コーナーに詰め左右のパンチで相手を攻めるがクリンチで逃げられる。<10回>石田が左フックから右ボディーで攻める。左フックから相手の顔面に右フックが入る。終盤右ストレートで相手がダウン、その後も左右の連打を放つが、決定打にならず。<11回>石田の右ストレートが顔面に決まり、バルデスの右目がカット。石田は距離を保ちながら左右の連打を放つ。終盤ロープ際に攻めたて左右のボディーへパンチを放つ。<12回>石田は右フックから左で攻める。相手も左フックから右ボディーにパンチを放つが空を切る。終盤、接近戦から両者左右の連打で打ち合いになるが決定打にならず。117-110、119-108、118-109の3-0判定で石田が初防衛に成功した。