WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(ワタナベ)が11日、都内のワタナベジムで同級13位アンヘル・グラナドス(ベネズエラ)との初防衛戦(17日、さいたまコミュニティアリーナ)に向けて練習を公開した。185センチと長身のグラナドス対策として、元日本ミドル級3位で181センチの渡辺均会長が仮想グラナドスとなった。

 約50秒間の軽めのスパーリングを終えた渡辺会長は「20年ちょっとぶりだね。ちょっと息が切れた」と苦笑しつつ「倒すでしょ」と、内山のパンチ力に太鼓判を押した。盛り上げ役を買って出てくれた会長のパフォーマンスに、内山は「(会長は)大きかったですね。期待に応えられるように頑張ります」と笑顔で振り返った。