プロ野球の横浜ベイスターズなどに在籍し、昨年12月に総合格闘家に転身した古木克明(スマッシュ)が26日、都内でプレデビュー戦を行った。調布市の西調布アリーナで行われたアマDEEPに出場。現在、DREAMで活躍する元UFC戦士の長南亮(TEAM

 MAD)と2分2回のエキシビションマッチで対戦した。1回はパンチ、キックのみでファイトし、2回は寝技中心でのルールに限定し、初めての本格実戦を消化した。

 古木は「もっと動けないかと思ったが、予想よりも動くことはできた。でも、まだまだですね」と謙虚に感想を口にした。まだプロデビュー戦が決まっていないが「リングに上がって試合をするのは楽しいですね」とプロ魂をのぞかせた。対戦相手となった長南は「体格はあるし、野球でのプロ経験もある。ゼロから始める人よりも飛び抜けてリードしている。大切なのは気持ちで、あとは本人のやる気次第」とエールを送った。

 古木の試合視察に訪れたDREAM笹原圭一イベントプロデューサーは「すごく背筋力がありそう。フルパワーを出したら相当なものになる。イケメンですしね。ただ自分は慎重に試合を積んでいった方が良いと考えているので、まずはどこかでプロデビューしてほしいですね」と熱視線を送っていた。