<新日本:G1クライマックス>◇6日目◇13日◇東京・後楽園ホール◇観衆2005人

 2連覇を目指す真壁刀義(37)が、カール・アンダーソン(30)を11分7秒、片エビ固めで破った。トップロープからのガンスタン、ランニングパワーボムなどで何度もフォール負けの危機を迎えながら、パワーボムをお返しして反撃。後方からのラリアット連発、スパイダージャーマン、キングコングニーと大技を次々と繰り出して逆転勝ちした。開幕2連敗からの3連勝で、今大会初めて白星を先行させた。開幕2連敗から優勝した去年と同じような、急激な上昇曲線。「おれは去年、これで頂点を取ってるんだよ!

 焦りとかビビリとかねえんだよ」。首に巻いた鎖をジャラジャラと鳴らしながら、試合後も興奮気味にまくし立てた。