7月9日(日本時間10日)に米国本土で初防衛戦を控えるWBA世界スーパーバンタム級王者下田昭文(26=帝拳)が27日、東京・新宿区の帝拳ジムで国内調整を打ち上げた。同日は同門のWBCフェザー級14位松田直樹と3回のスパーリングを行い、積極的にボディーブローや左ストレートを繰り出し、同級1位リコ・ラモス(23=米国)とのV1戦に向け、順調な調整を続けていることをうかがわせた。

 練習終了後、その場にいたジム仲間らから大きな拍手で見送られた下田は「国内調整で、やり残したことはないです。自分のボクシングを出せば、米国でも認めてもらえると思う」と口にした。下田は28日に米国へ出発。前線基地となるネバダ州ラスベガスのジムで最終調整に入る。