<プロボクシング:56・7キロ契約10回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール◇1800人

 前WBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文(27=帝拳)が、再起戦を飾った。前東洋太平洋フェザー級王者ジョネル・アリビオ(28=フィリピン)と対戦し、左ボディー、左ストレートを軸に攻め続け、7回にはパンチで相手の右目上カットに追い込んだ。我慢強くてタフなアリビオをロープ際まで追い詰め、ダウンこそ奪えなかったが、3-0で判定勝ちした。下田は「ちょっと詰めが甘かった。ごめんなさい」と苦笑した。

 下田は今年7月、米アトランティックシティーで初防衛戦に臨んだが、リコ・ラモス(米国)にポイントでリードしながらも7回にKO負けを喫し、王座陥落。この再起戦は約5カ月ぶりの試合だった。