女子プロレス団体スターダムは23日、都内で記者会見を行い、大阪大会(25日、IMPホール)で未定となっていた高橋奈苗(33)の対戦相手が松本浩代(26=フリー)に決定したことを発表した。女子プロレス界で次世代のエースとして期待されている松本は「高橋奈苗みたいなすごい選手を超えていくことが私の使命であり、超えていかなければ私の存在意義、プロレスラーとしての意味はない」と話す。奈苗戦はスターダム旗揚げ前から訴え続けており、スターダム参戦の大きな理由でもあったため、念願がかなった形だ。

 奈苗は20日の後楽園ホール大会で里村明衣子(仙台女子)を下し、ワールド・オブ・スターダム王座を防衛したばかり。今回は「かけたい気持ちはあるが、松本はスターダムでそれなりの結果を出していない」(奈苗)とノンタイトル戦となるが、松本は「今回の試合で勝ち、次はベルトをかけてもらう」と気持ちを切り替えた。当日は昼にOZアカデミー後楽園大会でJWP認定無差別級王者の倉垣翼と対戦。1日に王者2人と対戦することを「女子プロレス界の中心になるために、一本の線で繋がっている」とチャンスに捕らえ「全力でぶつかっていく」と意気込みを見せた。