<フリーダム:後楽園大会>◇2日◇東京・後楽園ホール

 藤波辰爾(58)が、長男・怜於南さん(立大1年=18)のプロレス入りに前向きな姿勢を見せた。怜於南さんは先月20日の東京・後楽園の40周年記念興行で「リングに自分も上がりたい。レスリングを教えてください」と1500人のファンの前でプロレス入りを訴えた。

 この日、藤波はフリーダムの東京・後楽園大会に出場。AKIRA(46)と組み、高岩竜一(39)GENTARO(37)組と対戦。11分30秒に飛龍裸絞めでGENTAROを破った。藤波に憧れるGENTAROの希望で実現した対戦。藤波は「これからは、そういう選手の夢をかなえてあげるのが自分の役目。息子のことは、家族会議はまだだけど、ひそかにトレーニングを始めて体をつくってるみたい。夢をつぶしたくないから、しばらく様子を見たい」と容認した。

 また、先月20日で終了した40周年興行も「(アントニオ)猪木さんと長州(力)佐山(サトル)前田(日明)が、そろってリングに上がって、猪木さんに恩返しができた。大阪でもやってくれという声があるので、7月か8月に実現したい。あと、前田に、もう1度レガースとトランクスを着けさせて、リングに上げたいね」と話した。