インドネシア東部パプア州ナビレの競技場で15日未明、ボクシングの試合の判定をめぐり観客同士の乱闘が発生、競技場から逃れようとした観客が折り重なるように次々と転倒した。地元警察によると、一連の混乱で、少なくとも17人が死亡、30人が負傷した。

 競技場には観客ら約1500人がいた。判定で敗れたボクサーのファンが結果に怒り、相手のファンに向かっていすを放り投げるなどして乱闘が始まった。死者の大半は女性で、転倒に巻き込まれて圧死したとみられている。

 試合は14日深夜に始まり、15日未明に終わった。