元世界2階級制覇王者のホルヘ・リナレス(28=帝拳)が2日夜、スパーリング合宿地となる米ラスベガスに出発した。

 11月10日に東京・両国国技館で3階級制覇を目指し、WBA世界ライト級王者リチャード・アブリル(31=キューバ)に挑戦する。米国では担当トレーナーとなるイスマエル・サラス氏(キューバ)ともにアブリル対策を練ることにしている。

 リナレスは「世界戦まで、1カ月ちょっと。ラスベガスに着いたら、すぐに8ラウンドのスパーリングがしたい。そのぐらい調子がいいので」とやる気満々。

 また同じく11月10日に東京・両国国技館で世界前哨戦(ノンタイトル10回戦)に臨む元世界2階級制覇王者の粟生隆寛(29=帝拳)もリナレスとともにラスベガスへ出発。まだ対戦相手は決まっていないが「今回はライト級ウエートでやると聞いている。向こうで60ラウンドぐらいはスパーリングしたい」と話していた。