<プロボクシング:全日本新人王決定戦ライトフライ級5回戦>◇22日◇東京・後楽園ホール

 大野兼資(26=帝拳)が荻堂盛太(21=平仲)に競り勝った。

 序盤は足を使うもアマ経験者にポイントを奪われた。3回から前に出る作戦に切り替え。粘り強い手数で、2-1の判定勝ちとなった。「苦しい試合も最後まであきらめなかった」と振り返った。

 名古屋の畑中ジム時代の12年に中日本決勝で敗れていた。家族の看護で上京を機に名門帝拳に移籍した。来年2月には祥子夫人が第1子を出産予定と、おめでたが続く。これで日本ランク入りにも「目の前の一戦に集中していくだけ」と控えめに話した。。