<プロボクシング:東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦>◇17日◇東京・後楽園ホール

 同級1位金子大樹(26=横浜光)の王座獲得はならなかった。ムエタイで世界王者の実績を持つ同級王者ジョムトーン・チュワッタナ(25=タイ)の4度目の防衛戦で対戦。

 序盤は互角でしのいだが、中盤は左ストレートを浴びて6回には鼻血を出した。最終回の反撃も及ばずに0-3で判定負けした。接近戦から中距離スタイルに改造中も成果が出ず。中盤からは得意の接近戦いくもかわされた。13年の内山に敗戦から世界再挑戦を期していたが、「懐が深く、接近戦もうまく、パンチは硬かった」。大きく腫らした左目周囲を冷やしながら話した。

 「二刀流には負けられない」と気合を入れていたが、「リズムをとれなかった。うまかった」と脱帽した。